屋根塗装をする事で雨漏りを引き起こす場合があります(茨木市の現場にて)
こんにちは。
10月に入り、30度を超える日もありますが朝晩は涼しくようやく秋を感じるようになりましたね。
さて本日の投稿は、正しく屋根塗装を行わないと雨漏りを引き起こしてしまう場合がある事についてです。
多くの住宅で使用されている平板スレート屋根を塗装する際には縁切りという作業が必要になります。
縁切りとは、屋根の塗装をして屋根材と屋根材の隙間を塗料で塞がないようにする作業を縁切りといいます。
こちらが、下塗り完了後の写真になります。
現場で撮った写真なのでわかりにくいかもしれませんが、屋根材と屋根材の隙間が塗料で完全に埋まってしまっています。
この状態では隙間(通気性)がなく、雨水が排出されず屋根の内側に水が侵入してしまいます。
雨水の侵入が進むと雨漏りを引き起こす場合があります。
タスペーサーという部材を縁切りに使用します。
タスペーサーを取り付ける事により適切な隙間と通気性を確保し、雨水を排出する事ができます。
先程は隙間が塗料で埋まってしまっていましたが、タスペーサー取り付け後しっかりと隙間が空いている事がわかります。
これで屋根塗装によって引き起こす雨漏りを防ぐ事ができます。
しかし、ただタスペーサーを取り付ければ安心というわけではありません。
こちらはただタスペーサーを取り付けただけの悪い例です。
ただ取り付けただけでは適切な隙間は確保されません。
皮スキなどの道具を使用して隙間を確保してから取り付ける事が非常に重要です。
時間はかかりますが、とても大切な作業です。
屋根はお客様からは見えないことが多いため、写真をとってもらい適切な隙間がある事を確認する必要があります。
タスペーサー取り付け完了後、仕上げの塗装に入っていきます。
場合によっては、縁切りの必要のない事もありますのでご不明な事がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
平板スレート屋根の塗装をご検討の際は、縁切りについても知っていただければと思います!
本日もありがとうございました。