ガルバリウム銅板の屋根は下地処理が肝心(茨木市の現場にて)
こんにちは。
先日、万博が閉幕しましたが皆さまは行かれましたか?
私は行きたかったのですが、結局行けないまま終わってしまいました。大屋根リング見てみたかったです。。
本日はガルバリウム銅板屋根の塗装についてです。
ガルバリウム銅板は錆びにくく耐久性が高いのが特徴の金属屋根です。
高い耐久性を持つガルバリウム銅板ですが、適切にメンテナンスすることで、より長く美しく保つことができます。
ガルバリウム鋼板の外装材を製造販売しているアイジー工業さんも塗装によるメンテナンスを推奨しております。
ガルバリウム銅板を塗装する際に注意したいのが下地処理です。塗装をする前に表面に細かい傷をつけて塗料の密着を高める作業をおこないます。
この作業を行わないで塗装すると塗料が密着せずに剥がれてしまいます。
〜下地処理〜
機械を使って表面を研磨します。
細かい傷ですので塗装後に傷が浮き出る事はありません。
この工程が1番重要です。
〜下塗り〜
下塗りの選定も重要です。
ガルバリウム銅板に塗装できる材料でないと密着不良などの不具合を引き起こします。
しっかりとした下地処理を行ったので、塗料の食い付きもよくバッチリ密着していました。
今回は日本ペイントの「サーモアイプライマー」を使用しました。
遮熱の塗料なので、より遮熱性を高める為下塗りを2回塗布しました。
サーモアイプライマーは遮熱効果のある下塗り材なので、下塗り塗布後には触っただけでわかるほど表面温度は下がりました。
〜上塗り1回目〜
フッ素樹脂で高耐久の「サーモアイDF」を使用しました。
遮熱効果が1番高い「クールホワイト」をお客様に選んでいただきました。
細かい部分は刷毛で塗装して広い面はローラーでコロコロします。
〜上塗り2回目〜
写真では分かりにくいですが同じサーモアイDFで塗り残しのないよう塗布しています。
〜完了〜
遮熱効果が1番高いクールホワイトで塗装しましたので、塗装前は素手で触るとアツっとなって触れませんでしたが、塗装完了後は触るとヒンヤリしているほど表面温度は下がりました。
ガルバリウム銅板を塗装する際には、適切な下地処理、塗料の選定がとても重要になります。
本日もありがとうございました。